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頭身の低いモデルのモーション修正について(改稿Ver1.2用 )

現在配布しているPIKA式コンちゃんのモーション修正についての詳細です。
他の頭身が低いキャラへのモーション修正のヒントにもなるかもしれません。

※改稿前内容はこちら

PIKA式コンちゃんは頭の半分くらいしか体がないとても低頭身なモデルです。
Var1.2では以下の身長設定になっています。
基本コンちゃん(リボンコンちゃん)約25㎝
ちびコンちゃん 約12㎝
赤ちゃんコンちゃん 約5㎝

通常の160cmのキャラモーションを読み込んだ場合、動きが激しくなり不自然になります。

Ver1.2紹介動画では下記の方法でモーションの修正をしています。
もちろん要所要所での手作業は必要になってきますが修正箇所が格段に減るのでよろしければ参考になさってください。
もちろんこの手順以外の修正方法でも構いません。
PIKA式コンちゃんの場合は手足が短すぎて認識が難しいくらいなので、ある程度でいいかと思います。

モーション修正の手順


①モデルを読み込みます

②モーションを読み込みます

③読み込んですぐは全ボーン・全表情・全IKなどすべてのボーンのキーフレームが選択されている状態と思います。(全キーフレームが赤色になっている状態)
もしキーフレーム枠内などをクリックして選択が解除されている場合、下記画像の①②③(赤枠)のメニューを順に選択すればすべてのボーンのキーフレームが選択されます。


④キーフレームをすべて選択したのを確認したら「編集」タブから「ボーンフレーム位置角度補正」を選択します


⑤設定画面で「ボーン位置」のX、Y、Zで「*」の横の欄に以下の数値を入れます。
◇モーション元モデルが約160㎝の場合(ミクさんなど一般的な女子サイズ)
基本コンちゃん→0.15
ちびコンちゃん→0.075
赤ちゃんコンちゃん→0.03

◇モーション元が約180㎝の場合(背の高い男子など)
基本コンちゃん→0.13
ちびコンちゃん→0.06
赤ちゃんコンちゃん→0.02



※画像の「0.3」の場所に上記数値を入力してください
モーション元モデルの身長や低頭身モデルの身長差から随時調整してください。

※「*」は元のモーションに対して掛け算の数値
※「+」は元のモーションに対して足す移動や角度の数値


⑥-①キーフレーム枠の何もない所をクリックして全キーフレームの選択を解除した後、センターのキーフレームを選択します。
⑥-② 赤枠②に「0」~「-0.1」を入力します。
⑥-③「選択ボーン」になっているのを確認します。
⑥-④「選択範囲」ボタンを押します。これですべてのセンターボーンのキーフレームが選択されます(キーフレームが赤色になります)

※画像クリックで拡大表示になります

⑥-⑤Y軸の*のみに「0.5」を入力し「OK」をクリックします

⑦センターボーンの時と同様に今度は「全ての親」のキーフレームをすべて選択します

※画像クリックで拡大表示になります

⑧「編集」タブから「ボーンフレーム位置角度補正」を選択し、今回はY軸の+の入力欄のみ「0.1」~「0.3」を入力して「OK」します。


⑨再生して不自然な場所を手動で修正します
モーションでセンターの移動が激しい場所(キャラがかがんだりする場所)は頭が床下まで下がったりするので手動で該当場所のセンターなどのボーンを上に移動して修正します。


また、お辞儀などでも頭が大きいので床下に沈むことがあります。首や頭ボーンの回転等で修正します。
PIKA式コンちゃんの場合、頭の角と耳に剛体が入ってるので床を突き抜けるとポリゴンが伸びて崩壊します。上記のように手動で頭位置などを修正するか、「物理演算」タブから「床」のチェックを外して床とぶつからないようにする手もあります。(この場合、リボン付きコンちゃんだとリボンが床と接触しないため垂れ下がるような動きになります)

※表情モーフ注意点ですが通常の眉用「怒り」モーフにコンちゃんは目や眉毛、頬染め、怒りマークなど全載せしています。そのため眉の表現で怒りモーフを多用しているモーションでは目の表情がモーフオーバーして崩壊しやすいです。その場合は怒りモーフを全削除してみてください。そして実際に怒り表現が必要な時に手動で追加するなどしてください。


以上でモーションの修正は終了です。


カメラモーションの修正

使用モデルがコンちゃんのみなど低頭身のキャラのみの場合はカメラも一括で補正するとあとの修正が楽です。

①カメラモーションを読み込む

②読み込んですぐはカメラの全キーフレームが選択されています。
もし選択が解除されてる場合は「編集」タブから「カメラフレーム全て選択」をクリック。


③「編集」タブから「カメラフレーム位置角度補正」をクリック。


④「カメラ中心」でX,Y,Zの*の横の記入枠にそれぞれモーション修正時の数値と同じものを入力して「OK」をクリックします。

※画像は旧Ver用だったので0.4になってます

⑤もう一度「編集」タブから「カメラフレーム位置角度補正」をクリックして「カメラ中心」の今度はY軸の*記入欄のみ「0.3」~「0.5」と記入して「OK」をクリック

キャラが遠くに感じる場合は距離の*に0.5あたりを入力するといいかもしれないです。


⑥再生してずれる場所や遠近を手動で修正します

以上でカメラモーションの修正は終了です。

クオリティは最終的に手動の修正がものをいいます。とはいえ…

お手軽に低頭身モデルが動いてる動画を見て楽しみたい方には上記で結構見れるようになるかと思います。
PIKA式コンちゃんに沿って解説しましたが他の方の低頭身モデルでも数値を変更することで使えるのではないかと思います。











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